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自己紹介
人権について
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(私自身のことと人権擁護委員について手短に紹介する。)
「人権」の意味を辞書より紹介する。
「人権:人間が人間として生まれながらに持っている権利。実定法上の権利のように自由に剥奪または制限されない。基本的人権。」
作家の落合恵子さんの言葉も紹介する。
「人権とは、誰の『足』も踏まない、同時に、誰にも自分の『足』を踏ませないこと」
『第25回全国中学生作文コン』の冊子を一部朗読。
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質問
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じゃあ、ここでみんなに聞いてみたいと思います。
「満員電車の中で、あなたは誰かの足を踏まないように、自分の居場所を確保しました。ところが、電車にはますます人が増えて、誰かが自分の足を踏んでいます。その人は気がついていないのか、それとも動きようがないのか、まったく動かす気配がありません。さあ、どうしますか?」
何人かに意見を聞いてみる。
はい、そうだよね。「足をどかしてください」ってその人に言うよね。
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この授業のねらいを発表
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では、きょうの授業のねらいを発表します。
「自分を大切にしよう!」
「人権」と「自分を大切にする」ということがどんな風に関係あるのか、考えながらこれからの授業を受けてください。 |
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CAPについて説明
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CAP(Child
Assault Prevention:子どもへの暴力防止)について説明する。
CAPは、子どもたちがあらゆる暴力から自分を守る方法を学ぶための人権教育プログラム。1978年にアメリカで始まった。
CAPによると、子どもには大きく3つの権利があることを説明する。
@「安心でいられる権利」
A「自信を持つ権利」
B「自由にいられる権利」
じゃあ、たとえばいじめは、この3つの権利が守られていますか?いませんよね。だからいじめは人の権利を奪う絶対にしてはならないことなのです。
さて、そのCAPでは、子どもが3つの権利を守るために次のようなことを教えています。
●NO:「いやだ」と言おう
●GO:逃げよう
●TELL:友達や信頼できる人に相談しよう
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ロールプレイ
(足型のペープサートを準備)
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では、さっきの満員電車の中で足を踏まれたら、どうするか、この3つのことを頭において、ちょっと誰かにやってもらいましょう。
例1)生徒:「足をどかしてください。」
私:「すみません。私も足を置く場所がないので、しばらくこのままでお願いします。」
例2)生徒:無言で足をどかす。
私:それでも追いかけて足をふんでいる。
はい、ありがとう。
「痛いですから、踏まないでください。」とはっきり言っていいんだよね。
(NO)
それでも、だめなときは、自分の足をどかしてみよう。
(GO)
それでも、だめなときは、周囲の人に話してみよう。
(TELL)
自分を大切にするというのは、自分の気持ちをちゃんと伝え、自分のことを守ってあげることだと思います。
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プリント配布
「私が主役です」
・自分のいいところ
・好きなこと
・将来の目標
を書き込む。
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それから、その外にも、自分を大切にする方法があると思います。
これから、プリントを配りますので、ちょっとみんなにやってもらいたいと思います。
・自分のいいところ・好きなこと・将来の目標をそれぞれ書いてもらう。
みんなは中学3年生ですから、来年はそれぞれ新しい世界に旅立っていきますよね。これまでとは違う、自分を知っている人があまりいないところでは、自分のことを知ってもらうことが必要になってきます。自分を大切にするためには、自分のことをちゃんと相手に伝えることも大事なことです。
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2人1組になり、自分のいいところを相手に伝える。
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はい、では今度は隣にいる人と2人1組になってください。
そして、交替で「私が主役です」のプリントを見せながら、自分のいいところ、好きなこと、将来の目標を相手に伝えてください。
―ペアワーク―
はい、できましたね。
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4人1組になり、今度はパートナー(最初の2人組み)のいいところを、他の3人に伝える。
いいところを紹介された人に対し、他の3人は一つずつ質問をする。
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では、次は2人1組みはそのままで、もう1組と合体して、4人1組になってください。
どうしてもあまってしまう場合は、6人1組になってください。
つぎは、自分のことを相手に伝えるのではなくて、今までペアだった相手のことを他のメンバーに伝えてください。
紹介される人は、今このグループの話題の中心は誰なのかが分かりやすいように、この「私が主役です」のプリントを胸のところに掲げてください。
「人権」というのは、自分さえよければいいということではないよね。相手のことも、大切に思えることが大事です。
そこで、ペアの人が紹介を終えたら、いま主役になっている人に、全員で一つずつそこに書いてあることに対して、質問をしてあげてください。
やり方は分かりましたか?
では、はじめてください。
―グループワーク―
はい、みなさん、お互いのいいところ紹介はできましたか?
質問もできましたか?
やってみて、どんなことを感じましたか?
感想を何人かに聞いてみる。
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人権について
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「人権」っていうのは、とても大きな意味のある言葉で、簡単に説明するのはとても難しい言葉ですが、きょうはみんなに頭で理解するよりも、少しでも感じてもらえたらという思いでこのような授業をしました。
私自身が思う「人権」とは、「自分も大切、人も大切」と、心から思えることだと思っています。
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質問
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じゃあ、ここでみんなに質問があります。飛行機で事故が起きました。緊急避難のときに天井から出てくる酸素マスクが降りてきました。さあ、誰からのそのマスクをつけますか?
1.隣に座っている弟か妹
2.隣に座っている体の弱いお母さん
3.自分
正解は3.自分です。
自分を守れる人が、人を助けることもできます。ちょっと考えてみてください。お母さんは自分でマスクをつけられないと思いますか?もし、自分より先にマスクをつけてあげているうちに、本当に酸素がなくなって息ができなくなったら、その後誰かを助けることはできますか?まず、自分につけてから周囲の人のことを手伝ってあげてください。
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| イチロー選手のこと |
この間、イチロー選手がアメリカの学校を訪問したときに、子どもたちに言っていた言葉があります。それは、「みなさん、自分を大切にしてください。自分を大切にできる人は、人のことも大切にできます」ということでした。
イチロー選手は、大リーグでとても活躍している選手ですが、あまり怪我をしないですよね。自分の体をとても大切にしているという話をきいたことがあります。
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10代家計図
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きょうはみんなにもう一つだけ見てもらいたいものがあります。これは何の図か分かりますか?
これは、自分の先祖を10代さかのぼった家計図です。
自分の先祖はいったい何人いるのか、みなさんは考えたことはありませんか。
そんな素朴な疑問を図にしたものです。
10代さかのぼるとなんと自分の先祖は2,046人います。
20代さかのぼるとその数は二百九万七千百五十人になります。
この図は、最初このように私を上にして描き始めましたが、実際にみるときは私を一番下にして見ると、こんなにたくさんの先祖がいて自分が生まれてきたんだということをつくづく感じます。
たくさんの命のリレーがあっていまここにいる自分を、どうかみんなには大切にして欲しいと思います。そして同じように隣にいる友だちも、たくさんの命のリレーによって生まれてきた存在であることを、大切に思って欲しいと思います。
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