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自己紹介
(2分)
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(私自身のことと人権擁護委員について手短に紹介する。)
みなさん、おはようございます。私は人権擁護委員の座喜味淳子といいます。みなさんと同じ小学校3年生の息子が一人います。みなさんはこれまでに、「人権擁護委員」って聞いたことがありますか? 聞いたことがある人は手を挙げてください。
はい、ありがとう。
人権擁護委員っていうと、漢字ばかりだし、ちょっと難しいかもしれないけれど、人の相談ごとを聞いたり、こんな風に学校を訪問して、「人権」についてたくさんの人に考えてもらったりしています。
きょうは、みなさんと一緒に「人権」について、おばさんが話をするだけではなくて、ゲームやクイズをしながら、みなさんにも「人権」ってどういうことかなあ?と考えて、感じてもらいたいと思います。
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質問
(2分)
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じゃあね、いきなりだけど、ここでみなさんに質問です。
飛行機で事故がおきました。
緊急避難の時に天井から出てくる酸素マスクが降りてきました。さあ、誰からそのマスクをつけますか?
1.となりに座っている弟か妹
2.となりに座っている体の弱いお母さん
3.自分
1番だと思う人?(みんなに手を挙げてもらう。)
じゃあ、2番だと思う人?
3番だと思う人?
はい、ありがとうございました。
この質問の正解は、もしかしたら、授業の後に気持ちが変わるかもしれないので、授業の最後にもう一度みなさんに聞いてから発表しますね。
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ねらいの発表
(1分)
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では、今日の授業のテーマを発表します。
「自分の気持ちに気づこう!」
(黒板に用紙を貼る。)
今日のテーマは、自分の気持ちに気づくことです。これからやるゲームのときにも、自分の気持ちに気がついてあげてくださいね。
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「権利の熱気球」の説明
(2分)
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では、これから「権利の熱気球」というゲームをします。
(全員に白紙の短冊を一人一枚ずつ配布する。)
権利という言葉はちょっと難しいかもしれませんが、いまはあまり考えなくてもいいです。
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考える時間
(2分)
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それでは、いま配った紙に、みんなが普段の生活の中で大切にしているもの、または、これは大事だなあと思うものを書いてください。
(インスピレーションで、あまり時間をかけすぎない。2分以内で)
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短冊の追加
(1分)
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(どうしても書けない子には、用意しておいた記入済みの短冊の中から大事だと思うものを選んでもらう。委員か職員、または先生にも手伝ってもらい、各グループの様子を見てもらう。)
―記入済み短冊の例―
「愛:愛し愛される権利」「お金:自由にできるお金をもらう権利」「空気:きれいな空気を吸う権利」「自由:いじめられたり、命令されたりしない権利」「食べ物・水:十分な食事ができる権利」「時間:遊んだり、休んだりできる時間を持つ権利」
(みんなの書いたものがそろったところで、各グループに三つの短冊を追加する。)
それを見ると、みんなが大事だと思っている事や物も権利という言葉に置き換えて考えられることがなんとなく分かると思います。
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荷物降ろし作業
(8分)
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はい、では、みなさんはもう気がついているかも知れませんが、これは気球に載せた荷物だと思ってください。
一枚一枚の短冊は気球にのせた荷物です。このままでは、荷物が多すぎて気球が落ちてしまいます。下の海には人食いザメがウヨウヨしていて、荷物を捨てないとみんなも荷物と一緒に海に落ちてしまいます。
それでは、これからグループ全員でよく話し合い、一つずつ荷物を捨ていってもらいます。
まず、一つ荷物を捨ててください。
もう一つ捨ててください。
さらにもう一つ捨ててください。
(最後の一個になるまで、作業を続ける。)
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残った一枚の発表
(6分)
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はい、では最後の一枚になりましたか? それでは、それぞれのグループに、最後にどんな荷物が残ったか、その理由と一緒に、発表してもらいましょう。 |
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気持ちのフィードバック
(4分)
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じゃあ、今度はこの授業のテーマである「自分の気持ちに気づこう!」を思い出してください。
みんなは、このゲームをしながら、みんなどんな気持ちになりましたか?
用意された短冊が加わったとき、どんな気持ちがしましたか?
自分の短冊が落とされたとき、どんな気持ちがしましたか?
友達の短冊が落とされたとき、どんな気持ちがしましたか?
どんな気持ちがしたか、どんなことを思ったか、誰か自分の気持ちを話したい人、話してくれる人はいますか?
誰かいた場合は、意見を言ってもらう。誰もいない場合は、質問してみる。
自分の書いた荷物が落とされてうれしかった人?
じゃあ、なんだか、いやな気持ちがした人?
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「人権」について説明
(2分)
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はい、みなさん、ありがとう。本当にみんなこのゲームをしながら、いろいろなことを考えただろうし、いろんなことを感じてくれたと思います。
このゲームに正解はありません。
だから、みんながそれぞれ考えて出してくれた答えはどれも素晴らしいと思います。
だけど、じつは、捨ててしまったものも、決して間違いだとか、いらないというものではないよね。
気球の荷物だったものはどれも、じつはみんなが幸せに生きていくために大切な権利です。
人が幸せに生きていくために必要なものが、「人権」です。
人が大事だと思えるものをお互い大事にすることが「人権を守る」ということです。
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自分の気持ちに気づくことの大切さ
(2分)
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じゃあね、人権を守るためには、どうしたらいいのでしょうか。おばさんはね、人権を守るためにとても大切なことは、まず、「自分を大切にする」ことだと思います。
自分を大切にするということは、自分の気持ちに気づくことです。
この間、イチロー選手がアメリカの学校を訪問したときに、子どもたちに言っていた言葉があります。
それは、「みなさんは、自分を大切にしてください。自分を大切にできる人は、人のことも大切にできます」ということでした。
イチロー選手は、大リーグでとても活躍している有名なプロ野球選手ですが、自分の体をとても大切にしているという話を聞いたことがあります。
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プリントの配布
(2分) |
(「自分を大切に」のプリントの説明。自分を大切にするための3つのことを説明し、時間があれば、自分のいいところや自分の好きなことを書き込んでもらう。) |
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クイズ:自分を大切にするとは?
(5分)
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では、ここで「自分を大切にするってどんなこと」をクイズ形式でみんなに答えてもらいます。
@
マーくんは、休み時間に友達と遊んでいて指にケガをしてしまいました。マーくんはいつも、家の人に「男の子なんだから、がまんしなさい」「男の子はすぐに泣いてはいけない」と言われているので、保健室には行かず、誰にも言わないで我慢することにしました。さあて、マーくんは、自分のことを大切にしているかな?
正解は、ノーだよね。男の子でも、女の子でもケガしたときは我慢はしなくていいんだよ。
A
チーちゃんは、大事にしていたたまごっちの鉛筆をお姉ちゃんにとられてしまいました。お姉ちゃんはとても強くてこわいので、妹がもっている同じ鉛筆をこっそり、自分の筆箱に入れました。さあ、チーちゃんは自分のことを大切にしているかな?
正解は、ノーだよね。いやなことをされて悲しい気持ちをチーちゃんは、知っているはずなのに、それを無視して同じ事を妹にしても、自分の気持ちは本当に喜んでいないはずだよね。
B
コーちゃんは、いい学校に入るために試験を受けることになっています。毎日塾に通って夜遅くまで勉強しています。お父さんもお母さんもいい学校に入ることがコーちゃんのためだといいます。ある日曜日、コーちゃんは毎日の勉強でとても疲れていたので、大好きな絵を描いたり折り紙をして遊びました。さあて、コーちゃんは自分のことを大切にしているかな?
正解は、イエスです。自分の好きなことをして自分を休ませてあげるのは、必要なことですよね。
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『種をまこう』の朗読
(3分)
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じゃあ、つぎは人権の冊子『種をまこう』から、「いっちゃん、ごめんね」を朗読しますね。
朗読
たけちゃんは、自分も悲しい気持ちを味わって、いっちゃんの気持ちが分かるようになりました。
もし、たけちゃんが自分の気持ちを無視して、「なにコノヤロー」とか、「おまえのだってヘンなだろう」とか言って、ケンカしていたら、いっちゃんの気持ちに気がつくことができたのでしょうか?
悲しいと感じる心があるから、人の気持ちも分かるんだよね。
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再び質問
(2分)
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じゃあ、最後にもう一度質問します。
飛行機で事故があったとき、誰から酸素マスクをつけますか?
1.となりに座っている弟か妹
2.となりに座っている体の弱いお母さん
3.自分
正解は、3.番です。
お母さんや弟や妹とこたえた人もとてもやさしい気持ちを持った人だと思います。だけど、お母さんは、自分でマスクをつけることができないだろうか。もし、自分より先に誰かに酸素マスクをつけてあげているうちに、飛行機の中の酸素が無くなって息ができなくなったら、それ以上誰かを助けることはできません。自分を守れる人が、人を助けることもできます。自分にマスクをつけて落ち着いてから、お母さんや弟たちを気づかったあげても十分間に合います。
自分を助けることができる人、自分を大切にできる人が、他の人も助けることができるのです。酸素マスクはまず、自分からつけていいんですよ。
そして、その後で隣に座っている人を気づかってあげてください。
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まとめ
(1分)
合計
(45分) |
おばさんが今日、みなさんに伝えたかったことは、
「自分を大切にしてください」ということです。そのためには、まず「自分の気持ちに気づく」ことです。
自分を大切にできる人は、他の人も大切にできます。
「人権」とは、誰かを大切にすることだけではありません。自分を大切にしてこそ、他の人も大切にできるということを忘れないで下さい。 |