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心のケガやキズについて

助けになる本の紹介

 パーソナリティ障害関連 ココロのケガやキズを知るために
パーソナリティ障害―いかに接し、どう克服するか
岡田尊司〈PHP新書〉
境界例と自己愛の障害―理解と治療にむけて
井上果子・松井豊
〈サイエンス社〉
パーソナリティ障害が生まれる背景やそれぞれの特徴について、実例をたくさん盛り込み紹介している。また、具体的な「接し方のコツ」についても精神科医として長年パーソナリティ障害に向き合ってきた著者なりのアドバイスがあり、参考になる。また、巻末には「パーソナリティ自己診断シート」もある。ただし、どちらもあくまでも参考として考えた方がいいと思う。 自己愛人格障害と境界例人格障害の2つの精神障害についてQ&A方式でわかりやすく説明している。パーソナリティ障害(人格障害)についての入門的な本として読みやすい一冊だと思う。
人格障害の時代
岡田尊司〈平凡社新書〉
毒になる親
スーザン・フォワード
玉置悟訳 〈毎日新聞社〉
PHP新書から出ている『パーソナリティ障害』とほぼ同時期に、この本も出版されているのだが、同じ著者でなぜ「パーソナリティ障害」と言ったり「人格障害」と言ったりするのか疑問だ。出版社の意向なのか? いずれにせよ、こちらのほうが、パーソナリティ障害と現代社会との関係に焦点をあてていて、やや『パーソナリティ障害』より硬い感じがする。身近な人との関係ということではなく、社会全体の問題としてパーソナリティ障害を考える場合には、こちらのほうがいいだろう。 ここに書いてある「毒になる親」とは、まさに「パーソナリティ障害の親」と考えていいと思う。親に対して子供は常に感謝の気持ちを持たなければいけないとか、尊敬しなければいけないとか、「ねばならない」という思いを強く持っているのではないだろうか。親に対して自然に「敬う」という気持ちを持てる関係の子供はいいが、そうでない子供もいる。そうでない子供が罪悪感で自分自身をダメにしないために、どんな親を持っても、子供には子供の人生があるんだということを、子供の味方になって支えてくれる心強い一冊だ。
子供を愛しすぎてダメにする親―わが子を「自立」させないと、何が起きるか!
ローリー・アシュナー&
ミッチ・マイヤーソン
水澤都加佐訳〈大和書房〉
境界性人格障害=BPD(ボーダーライン・パーソナリティー・ディスオーダー)―はれものにさわるような毎日をすごしている方々へ』P・メイソン、R・クリーガー〈星和書店〉
パーソナリティ障害者のいる家族は、“共依存”の関係に陥っている場合も多いのではないだろうか。“共依存”がどういうものなのか知り、その関係から抜け出すために、親として、子供としてできる具体的な方法も紹介されているので、参考になる。 BPD(境界性人格障害)の人の周囲にいて密接に関わる人々を「non-BPD」と呼び、non-BPDの人たちがどのように接したらいいか、対処の仕方を具体的に解説した本。ボーダーラインの人を変えることはできないが、自分を変えることはできるという観点から、自分自身の人生を取り戻すことを目的にしている。事例もたくさん紹介されている。
ろばの塩―依存症と生きる仲間たち』川上俊彦〈サンパウロ〉
この本は、実際にアルコール依存症に長年苦しんできた人から頂いて読んだものだ。著者の壮絶というに値する半生、そしてその純粋な思いがストレートに伝わってきた。アルコール依存症者が回復するために、ハイヤーパワーを信じるという回復のためのマニュアル(AA)は、多くの心の病を克服するためのマニュアルとして、アレンジされ広まっている。アルコール依存症の方から学ぶこともたくさんあると思った。
 カウンセリング関連 ココロの癒しを学ぶために
プロカウンセラーの聞く技術
東山紘久〈創元社〉
新版 カウンセリングの話
平木典子〈朝日選書〉
これからカウンセラーを目指そうとする人やカウンセラーにまではならなくてもいいがカウンセリングに興味があるという人にとって、カウンセリングの入門書的な読みやすい一冊。 カウンセリングとはどういうものか、全体像を把握するためのテキストのような一冊。さまざまな療法についても紹介されており、基本的なことを学びたい人にはいいと思う。
カウンセリングとは何か
平木典子〈朝日選書〉
生きていくことの意味―トランスパーソナル心理学・9つのヒント
諸富祥彦〈PHP新書〉
本格的にカウンセリングを学びたいという人向き。カウンセリングの基本やプロセス(流れ)を知るテキストのような一冊。やや専門的。 カール・ロジャーズやフランクルなど著名なカウンセラーのエピソードを交えながら、「人生のすべての出来事には意味がある」というトランスパーソナル心理学を紹介するもの。「トランスパーソナル心理学」とは聞きなれない言葉かもしれないが、カウンセリングの基本的な「来談者中心療法」に詳しい著者が、わかりやすく語る。自分の人生の意味を考える上でとても心に響いた。
フランクルに学ぶ―生きる意味を発見する30章
斉藤啓一〈日本教文社〉
カール・ロジャーズ入門―自分が“自分”になるということ
諸富祥彦〈コスモス・ライブラリー〉
ユダヤ人としてアウシュビッツの強制収容所の生活を体験した精神科医、フランクルの体験やロゴセラピーについて書かれたもの。カウンセリングを学びたい人だけにかかわらず、どなたにも勧めたい感動の一冊。 「カウンセリングの神様」とも呼ばれている“来談者中心療法”の生みの親であるロジャーズの人物そのものについてや、人生を通して学んだことなど、カウンセリングを学んでいる人にとって、とても興味深い。
こころの健康ワークブック―認知行動心理学によるこころの柔軟体操
畔柳修〈PHP〉
ストレスに対抗するために自律訓練法にはじまり、さまざまなリラクゼーションの方法などが紹介されているほか、チェックリストや書き込み式のワークシートもあり、読むだけではなく、実際にやってみることができる本。勉強会などでも活用できそう。
 自己啓発・その他 ココロに栄養をあげるために
生きがいの創造―“生まれ変わりの科学”が人生を変える
飯田史彦〈PHP文庫〉
アースワークス―大地のいとなみ
ライアル・ワトソン
内田美恵訳〈ちくま文庫〉
 「生まれ変わり」のことについて書かれた本で、もう何年も前に読んだのだが、私の奥の方でずっと残っているような気がする。前世療法などが今では結構流行っているようだが、これを読んだら、前世を知りたいという気持ち以上に、今私の周りにいる人たちを大切にしていこう、という気持ちになった。 地球とその上に住む生命体の不可思議さを科学的な観点から見つめた短編集。「自分と宇宙は一体化している」ということをスピリチュアルな本で読んだりするのとはまた違って、そんな不思議な感覚を実感するような一冊。
ユダヤ人大富豪の教え
本田健〈大和書房〉
生きかた上手
日野原重明〈ユーリーグ〉
小説風に書かれた人生の成功法を教えるもので、読みやすく、面白い。お金について、私たちはいろいろな感情をもっているが、改めてお金とどう付き合っていくのか、自分にとって幸せとはどういう状態か考えるいい機会になった。読後感がとてもすがすがしく元気になれた。だれにでもお勧めの一冊。 「こんなおじいちゃんが自分のおじいちゃんだったらいいなあ」と、心から思った。年をとるということは、意固地になったり、頑固になったり、融通がきかなくなったり、悪いイメージをたくさん持っていた私には、年をとるっていうのも悪くないもんだ、人間は果てしなく成長していく生き物なんだ、と老人になるということに希望を持たせてもらった。素直な気持ちで読めるお勧めの一冊。
この世で一番の奇跡
オグ・マンディーノ
菅靖彦訳〈PHP文庫〉
生まれてきて、よかったね!―Dr.啓子の愛と笑いのクリニック
越智啓子〈サンマーク出版〉
オグ・マンディーノの作品で私が最初に読んだもの。この世で一番の奇跡とは、何なのか?「自分を大切にする」というメッセージが、分かりやすく伝わってくる。 人の前世が分かるという精神科医でカウンセラーでもある作者の、なんとも底抜けの明るさが、人を癒すんだろうなと思う。前世とかなんとか、いかがわしいと思う人もいるかもしれないが、そういうことに抵抗のない人ならば、心温まる一冊だ。
聖なる予言
ジェームズ・レッドフィールド
山川紘矢、山川亜希子訳
〈角川書店〉
幸せな宝地図であなたの夢がかなう―きっと! 今日から人生が変わる
望月俊孝
〈ゴマブックス株式会社〉
ハードカバーの様なものが書店に平積みされていたときに読んだ。もう数年前になるが、「シンクロニシティ(偶然の一致)」のことなど、ワクワクしながら読んだのを覚えている。最後の頃に、子供の育て方について、一人の大人が一人の子供を育てるということについて、疑問に思ったことが、実はいまでも心に残っている。 自分の目指す将来を具体的な地図として作ってみるという、その作り方を紹介した本なのだが、実際に宝地図を作ってみるとこれが案外楽しい。私は気分がかなり落ち込んでいたときに、現実から離れた気持ちでやってみたのだが、手先を動かして描いたり貼ったり、小学校の図工の延長のような気持ちで取り組めた。カウンセリングで「コラージュ」という貼り絵のような作業療法があるが、それにも似た効果があるような気がする。
私自身のおすすめ本です。タイトルをクリックするとアマゾンのページにジャンプします。

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